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SNSで収集すべき情報

 ここ数年で、Facebook、Mixi、MySpaceなど、多くのSNSが生まれ、それらのように総合的なものだけでなく、業務用のSNS、専門的なSNSというのも見かけるようになった。そこには人が多く集まる。情報収集には適した場である。では、どのような情報を収集するのに、それらは優れていると言えるだろうか。

友人の動向
 当たり前すぎるので、説明は軽くだけ。今日誰が何をしたのかという情報がそこにアクセスするだけで簡単に見て取れる。文だけでなく写真などでも、だ。

趣味に関する情報
 SNSでは、趣味の似たもの同士がつながることがよくあるし、そうしたコミュニティなども存在している。その趣味にはよるが、大きいSNSならば、そこそこの人数は集まっているだろう。定期的なイベントの情報などもあがってくるし、どういうふうに上達すればよいかなどといったことも書かれている。もちろん、各々の趣味にそれぞれ専門のサイトがあり掲示板なども整備されている場合もあるだろうが、そこに書き込む人がどういう経緯でそうしたのかといった背景情報はほぼない。SNSならば、自身に近い人を見つけ、直接質問をするということも容易に出来る。

地域の情報
 その地域の情報を得ようと思っても、どういう情報が欲しいのか具体的にわかっていれば調べようもあるが、そうでなければなかなか難しい。例えば、その地域でどういうお店(飲食に限らず)がおすすめなのか、といったようなことは、近所の人に聞くくらいしか方法がない。もちろん、飲食店ならば食べログやぐるなびで調べることは出来るが、それ以外の店(例えば古着屋とか)となると、その情報が書かれているブログなどを探すだけで一苦労だ。しかし、SNSには地域のコミュニティがあることもあるので、総合的にその地域のことを知るには非常に便利である。コミュニティの掲示板を見ていれば、初めは靴屋を探していたのが、良い散歩コースなどまで知ることが出来るかもしれないのだ。また、上と多少かぶるが、習い事をしようと考えた時に、その地域でのいろいろな先生の評価なども聞くことが出来る。


と、そのくらいだろうか。もちろんやろうと思えば何でも質問できるし、調べることも出来るだろう。しかし、SNSが優れている点と言うのはこのくらいではないだろうか。

人から情報を引き出す技術その1:情報は情報を呼ぶ

 【情報のさばき方】という本を読んでいてなるほどと思ったので、その本の中に書かれている人から情報を引き出す方法を紹介する。人に何かを聞くにしても、ただ単に聞きたいことを聞けばそれで望んだ情報が引き出せるかと言うとそうではない。秘密にしなければならない情報ならば簡単には教えてくれないだろうし、秘密にするような情報でなくても、十分に聞けるかと言ったら難しいだろう。では、どうすればよいのか。

事前準備を行う
 人に何かを聞く場合には、必ず事前準備が必要となる。例えばその人の経歴や背景などの知識を入れておくことや、その質問分野に関していろいろと勉強しておくなどだ。なぜならば、その人とその分野のことについて共有している土台がなければ、質問された側はその土台から説明しなければいけないし、質問者に対して不信感を抱きかねない。せっかく質問する時間を下さったのだから、そのような土台の情報は頭に入れておくのが礼儀であるし、スムーズに質問を進めることも出来る。

周辺から中枢へ
 これは上の応用である。一般的に、その情報により近い人の方がその情報に詳しいのは当然だが、その分だけその情報を守ろうとする力は強くなる。そのため、いきなりその情報に最も近い人に聞いてもなかなか答えてはもらえないだろう。その殻を破るためには、事前に情報を収集しておかなければならない。それには、その情報に遠い人、つまりその情報を守ろうと言う意思の弱い人から順に聞き出していくということが必要である。
 例えば、わかりやすく恋愛の例を使おう。A君に好きな人がいるのかどうか聞き出したい。しかし、A君にいきなり「好きな人いるの?」と聞いても「どうだろうねー。」となかなか答えてはくれないだろう。そこで、A君の友達のB君に聞いてみる。すると、どうやら好きかどうかはわからないが共通の友人であるCさんとA君と二人で映画を見に行ったと言う。そこで再びA君に「Cさん誘って二人で映画行ったそうじゃない?」と聞いてみる。すると、「いやあれは誘ったんじゃなく誘われたんで、、、」とか、「よく知ってるね、まぁ行ってきましたよ」とか、更に情報を引き出すことが出来る。酷く野暮な例であるが、このように、他の人からの情報を利用することによって、求めている情報に近づくことが出来るのである。つまり、情報は情報を呼び込む、といったところか。


以上、【情報のさばき方】という本に書かれていたことをもとに、人から聞きだす技術を書いてみた。しかし、また書評はそのうち書くが、この本では更にいろいろな情報収集の手法が書かれている。読んでみることをお勧めしたい。


情報のさばき方―新聞記者の実戦ヒント (朝日新書)

新聞記事が「わかる」技術

新聞記事が「わかる」技術】という本を読み終えたので紹介したい。

 本書は毎日新聞社に長年勤めた北村肇氏の著書であり、著者の経験がふんだんに盛り込まれている。
 しかし題名にあるような新聞を読み解く技術と言うものに関してはそこまで書かれていないし、あってもマーカーで伝聞情報や形容詞に印をつけていくことや、何種類かの新聞を読むということであったりなかなか実現は難しく、効率的な情報収集には役に立たないことが多い。また、著者は信頼できる情報、そして情報の価値付けをしてくれるという点で新聞は無くてはならない情報源だとしている。しかし、たしかに情報の信頼性に関しては、誤報がなくはないが続報で訂正されるというように根拠付けを行っているが、情報の価値付けに関してはいわゆる特ダネが大きく扱われることやそれぞれの新聞によってニュースの取り扱い方の大小は変わってくると述べているので、自身で根拠を薄めているようなものだろう。(ただし、特ダネに関してはどのような記事が無駄に大きく扱われているかの見分け方を書いてはいる。)

 だが、上記のように情報収集のために読むものとしてはかなり不満足と言う感じだが、さすがに長年の記者経験に基づいて書かれているので、新聞業界の内情などは非常にしっかりと書かれている。例えば、新聞を読み解く上ではあまり必要な知識ではないが、新聞の独特な表現などを紹介しておりそれがどうしてそう書かれているのかを書いていたりする。新聞社という独特な業界を知る上ではなかなか良い書だと言えよう。

新聞記事が「わかる」技術 (講談社現代新書)

保存しておくべき情報

 さて、保存しておくべき情報と言う題で書いているが、僕個人的には情報を保存する必要などないと思っている。もちろん、「長いから後で読もう」と思ったものは短期的に保存しておけばよいが、一度見た情報を長期的に保存しておく必要はないと思う。なぜならば、その情報の内容を詳しく覚えていなくても、その情報がもたらしてくれる新たな視点だとかそういったものは覚えているはずだ。もし覚えていないようならば、あまり衝撃を与えなかったつまらない情報と言うことだし、仮に衝撃的でも忘れる乏しい記憶力を持っているならばメモを一行書けば良いだけの話だ。
 また、一度見た情報はその情報自体を覚えているならば、インターネットで検索をすることも容易である。故に保存しておく意味はほとんどない。積もっていく情報を眺めて、自分はこんなにも情報のストックがあるだとか、これだけの情報を吸収したのだとかいうように、自己満足に浸るためだけでしかない。

 しかし、敢えて保存すべき情報と言うものを考えてみたいと思う。なんでもかんでも保存するというのは、先述のような結果にしかならないが、保存しておくと良い情報というのもあるのではないか、と改めて考えてみる。

1.目標のための情報
 当然と言えば当然だが、何かを発表するといったことや、何かの計画を立てる際の根拠付けに情報を活用するということのためには、その情報は保存しておく必要がある。その発表や計画で用いるデータだけでなく、それに関して人から質問を受けた時にとっさに答えられるようにするためにできるだけ情報は手元にあったほうがよいだろう。しかし、その目標を達成してからはそれを残しておくことは無用である。考えてみて欲しい。一度終わったことに関する資料を懐かしむ以外の目的で見たことがあるだろうか。仮に再び必要になったとしても既に一度探した情報なので、どこにあるかはわかっている。探すのも容易だろう。なので、長期的保存と言うよりは中期的保存と言うのが妥当かもしれない。

2.教訓とすべき情報
 常日頃から手元に置いておき、いつでも見れるようにしておいたほうがよい情報がある。それは常日頃の心構えなどを指し示した情報である。一度それが身についてしまえば、その情報を見る必要はないが、それでもその心構えは次第に薄れていくこともある。そんな時に保存してある情報を再び見ることで、それを取り戻すことが出来るだろう。多少強引な気はするが。

3.私的な個人情報
 これも当然と言えば当然だが、私的な個人情報は長期保存しておくべきだろう。数十年会っていない友人に会いたくなったときに、その人の電話番号も住所もメールアドレスも残っていないと言うのでは、連絡を取るのも難しいだろう。


と、考えてみたが、この三つくらいだろうか。最初の「目標のための情報」に関しては長期的とは呼べないのでせいぜい保存しておくべきなのは2と3の情報くらいなものか。少なくともブログ記事だとかニュースだとかを長期保存しておく必要はない。気が向いたら読むこともあるかもしれないが、記憶に残らないような古い情報を再び読むよりは新しい情報を取り入れていったほうがマシだろうし、必要な情報であれば保存していなくともその時に探せばよい。保存する手間、保存したものの中から探す手間を考えるならば、ネットなどでその時になってから探したほうが早いだろう。無駄な行為とまでは言わないが、時間は無駄になっているだろう。

新聞を読むべき理由

 近年、インターネットが普及してからと言うものの、一般的には新聞は必要ないという意見が広まってきているようだ。必要な情報はインターネットで無料で手に入れることが出来る一方、新聞は購読料もかかれば、読みたくない記事もあると言う理由である。インターネットを使うことの出来ないお年寄りや、新聞を読むことが習慣化している方は新聞を読むことを続けていくだろうが、購読人口が減っていくのは間違いないだろう。だが、本当に新聞は読む価値の無いものなのか。ちなみに、新聞社のニュースサイトなどもあるが、それはインターネットという位置づけにして、この考察からははずす。

新聞を読むことのメリット
 まず第一に、新聞のメリットは情報の信頼性が高いと言うことだろう。もちろん事実だけでなく主張なども書かれているので、そうしたところまで全て正確かといわれればそれは違う。しかしそれはあくまでも主張であり、それを判断するのは読者だ。事実がそもそも間違っていたら、それを判断する事は難しい。インターネット上のデマが地震以降問題になっているが、やはりインターネットの情報は信頼性が低い。新聞にも誤報がないことはないが、虚偽を書いていた場合それは必ず続報で訂正される。

 次に、その情報の位置づけを確認できると言うところが大きい。日々あらゆるニュースが流れているが、それらが一般的にどの程度のインパクトを持つものなのかという判断をする事は一般市民には難しい。新聞は、その記事のスペースの大きさやどこに掲載されているかということで、そのニュースの価値を一目で見て取ることが出来る。

 最後に、これは理由としては薄いが、基本的に毎日届くということである。インターネットの情報などは、いろいろな設定をすれば別だが、基本的にニュースサイトにアクセスしなければならない。来たものをただ受け取るだけなので、比較的労力が少なくてすむと言えよう。インターネット世代には大して変わらないことだが。

新聞を読むことのデメリット
 新聞を読むことに越したことは無いが、他の情報源から比べ劣っている点を述べたいと思う。

 まず、かさばると言うこと。新聞を運ばなくては外で読むことは出来ないし、例えば満員電車の中などでは携帯を見ることに比べてかなり読みづらい。というか読まないでほしい。

 次に、情報の質が低いというもの。先ほど信頼性が高いとは書いたがそれとはまた違う。事実は確かに正しいのだろうが、それに対する主張などがあまりレベルの高いものではない。有識者のインタビューなどでも、そもそも海外のことについても外国人専門家に話を聞くようなことはほとんどない。また日本人有識者に聞いたことに関しても、私が多くの東大教授に聞いたところによると本当に言いたいことは書かれず、だいたいその記者が思う方向に記事を捻じ曲げられてしまうということである。
 更に、解説欄というものもあるが、あまりそこにスペースが割かれていない。読者が求めているものはその事実がなぜ起こったのか、ということである。そうした一連の流れについて知るには雑誌や書籍、もしくはインターネットなど他のメディアの方がよほど優れている。

 最後に、これは当たり前だが、お金がかかると言うことだろう。冒頭でも触れたが、お金がかかるくらいならばインターネットやテレビなどでニュースを得るほうがマシである、というものである。


 以上、新聞を読むべき理由について考察してきたが、やはりデメリットの方が強く、新聞のみが発揮する強みと言うものはほとんどないだろう。もちろん、読むことを無駄とは言わないし、読まないよりは読んだほうが良い。しかし、現代において既存の新聞は既に必要なくなってきているのではないか。ここでジャーナリズムとは何かを語るつもりは無いが、既存の新聞は何らかの形での変化を強いられるだろう。
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